―シンポジウム―

「日本伝統芸能を繋ぐ地下水脈を探る〜散楽・声明~」

このシンポジウムでは、中国からもたらされたエンタメ・バラエティ芸能群である「散楽」が雅楽や能楽をはじめ、
ほとんどの日本伝統芸能の芸態に影響を与えていること、また、仏教声楽である「声明」が平曲や謡曲をはじめ、
節付説教、浄瑠璃節など日本の「語り物芸」に構造的な影響を与えていることを基調視点として、
「散楽」と「声明」が日本伝統芸能を繋げる見えない地下水脈となっていることを解き明かします。
そのうえで、諸伝統芸能間の関連性をそれぞれの立場から、宗教学的観点も交えて討論します。
来年度に本事業でメインテーマとして取り上げる予定の「人形浄瑠璃文楽」も、人形芸能(散楽系)と浄瑠璃(声明系)から構成されています。
本講座で学習を続けるうえでの有効な視点を得ることができると思いますので、是非ご視聴ください。

※本シンポジウムは、今年度事業のうち「研究プロジェクト」に位置づけられており、その成果を受講生に公開するものです。

【配信期間】11月10日(火)10:00 ~ 11月19日(木)18:00

【視聴申込】11月5日(木)10:00 ~ 11月18日(水)18:00 視聴申込(4)

【コメントシート】11月10日(火)10:00 ~ 11月22日(日)18:00

講師陣

能楽小鼓方大倉流十六世宗家、重要無形文化財個人認定

大倉源次郎

昭和32年 、大倉流十五世宗家大倉長十郎の次男として大阪に生まれる。 
昭和60年 能楽小鼓方大倉流十六世宗家になる(同時に大鼓宗家預かり) 。
大阪文化祭奨励賞受賞、大阪市咲くやこの花賞受賞、大阪文化祭賞受賞(団体) 、

大阪舞台芸術賞奨励賞受賞(団体) など受賞多数。
新作能、復曲能、海外公演などにも数多く参加。著書に『大倉源次郎能楽談義』(淡交社刊行)、

DVDに「大和秦曲抄」、「五体風姿」などがある。

またYouTubeに「源次郎チャンネル」を開設して能楽の情報発信を続ける。

京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授

藤田隆則

1961年 山口県に生まれる。京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授。
勤務先のほか、神戸女学院大学、滋賀大学、奈良教育大学において、日本音楽史、民族音楽学などの講義をおこなっている。授業では、音楽のテクスチャー、コンテクスト、楽譜、構造、意味などをテーマにしながら、世界の諸民族の音楽を紹介している。専門は、日本の中世芸能とくに能楽および、能楽との影響関係が認められる民俗芸能の音楽的な構造の研究。近年、奈良に伝えられるユネスコ無形文化遺産「題目立」の伝承を活性化する活動をおこなっている。また、能楽の音楽的構造をわかりやすく図示するウェブサイト(Noh as Intermedia)の作成協力を通じ、能楽の表現の深さを、よりよく伝えるための方法を模索している。著書に『能の多人数合唱』『能のノリと地拍子』。

天王寺舞楽協会常任理事

小野真龍

 1965年、小野妹子の八男多嘉麿が開基である大阪木津の願泉寺に生まれる。

 曽祖父は、明治以降天王寺楽所の伝統を引継いだ雅楽団体「雅亮会」の初代会長の小野樟蔭(上方芸能人顕彰受賞)、

祖父は初代雅亮会楽頭の小野摂龍(大阪文化賞受賞)、父は二代雅亮会楽頭の小野功龍(日本芸術院恩賜賞・芸術院賞受賞)幼少より四天王寺「聖霊会の舞楽」の童舞の舞人を務め、天王寺楽人の道へ。京都大学法学部を卒業。さらに京都大学文学研究科博士課程(宗教学)を修了し、宗教哲学の研究で京都大学博士(文学)となり、著書『ハイデッガー研究』で日本宗教学会賞を受賞。2008年より2016年まで相愛大学人文学部特任准教授を務める。

 他方、雅楽演奏者としても研鑽をつみ、1993年より雅亮会会員となり、聖霊会をはじめとする四天王寺の由縁の舞台、住吉大社、嚴島神社をベースに雅楽演奏・演舞活動を行う。また、毎年催されるフェスティバルホールでの定期演奏会にも参加し、ドイツ、フランス、チェコ、イタリア、ニュージーランドでの海外演奏経験も豊富である。

 天王寺楽所の後継者育成機関や、相愛大学音楽学部、兵庫教育大学大学院、浄土真宗本願寺派勤式指導所で雅楽実技を指導し、宝塚歌劇団の雅楽所作指導や音源録音にも携わる。

 現在願泉寺住職、天王寺舞楽協会常任理事、天王寺楽所雅亮会副理事長。四天王寺大学や龍谷大学大学院実践真宗学研究科で、雅楽の背景をなす日本思想や、仏教音楽論、宗教儀礼論を講じている。

相愛大学人文学部教授

釈徹宗

相愛大学副学長/人文学部教授。博士(学術)。日本宗教学会評議員。日本仏教学会理事。浄土真宗本願寺派如来寺住職。NPO法人リライフ代表。宗教思想や宗教文化の領域において、比較研究や学際研究を行っている。南方熊楠賞選考委員、涙骨賞選考委員、大阪市伝統芸能鑑賞会企画(プロポーザル方式)選考委員などを務めている。

論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞(第五回)、著書『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』で河合隼雄学芸賞(第五回)、また仏教伝道文化・沼田奨励賞(第五十一回)を受賞している。

近著に『天才 富永仲基』(新潮社)、『歎異抄 救いのことば』(文藝春秋)、『教えて、釈先生! 子どものための仏教入門』(講談社)など。

後援:大阪市、大阪市中央区、大阪府教育委員会、大阪市住之江区

令和 2 年度 文化庁 大学における文化芸術推進事業

相愛大学
文化庁
大学から文化力

相愛大学「伝統芸能コーディネーター育成プログラム」は、
令和2年度 文化庁「大学における文化芸術推進事業」の助成を受けて、伝統芸能の特性や課題を把握し、魅力を発信できる人材の育成を目的として実施するものです。

連絡先(事務局)

相愛大学音楽学部音楽学科アートプロデュース専攻
「伝統芸能コーディネーター育成プログラム」事務局
大阪市中央区本町4-1-23

Email: miyabi@soai.ac.jp

TEL: 06-6262-0653 電話番号変更いたしました。

 

人員が限られているため、電話対応できない場合もございます。

できるだけメールでの問い合わせをお願いいたします。

※当ホームページは「伝統芸能コーディネーター育成プログラム」事務局が独自に運用しています

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