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―シンポジウム 2 ―

「地域に広がる人形劇場」

シンポジウム第2回では、大阪・兵庫・徳島から人形浄瑠璃団体・人形芝居団体をお招きして、実演をご披露いただくとともに、後半(トークセッション)では、コロナ禍での活動の状況や今後実現したい企画等についてお話を伺いました。
それぞれの地域・風土に根ざして受け継がれてきた芸能の際立った特徴や、継承にかける当事者の熱い想いを知ることができます。
人形浄瑠璃・人形芝居の多様性を垣間見ることができる、大変貴重な機会です。

【配信期間】2月12日(土)10:00 ~ 2月20日(日)18:00
【視聴申込】2月10日(木
) 10:00 ~ 2月19日(土)18:00 視聴申込(6)
【コメントシート】2月12日(土)10:00 ~ 2月20日(日)18:00

配信終了

出演団体

後援:大阪市、大阪市中央区、大阪市住之江区、大阪府教育委員会

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能勢人形浄瑠璃 鹿角座

 200年以上に渡り伝えられている”能勢の浄瑠璃”(太夫と三味線の素浄瑠璃)を地域の財産として守り育てていくと共に次の世代に向けての提案と発展のため、人形・囃子を加えたビジュアル化で、1998年(平成10年)に”能勢人形浄瑠璃”が淨るりシアターのプロデュースによりデビューしました。人形の顔の部分の首(かしら)、人形衣裳、舞台美術、演目と能勢オリジナルということで全国からも注目されました。
 2006年(平成18年)10月には活動をより確かなものにするため、能勢人形浄瑠璃”鹿角座(ろっかくざ)”として旗揚げし、劇団化を図りました。年間を通してお稽古に励み、本公演や全国からの依頼公演に出演し活動しています。

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阿波木偶箱まわし保存会

(アワデコ ハコマワシホゾンカイ)
会長 中内正子   副会長 南 公代

 阿波木偶「箱廻し」や「三番叟まわし」をはじめ、徳島県独自の祝福芸や門付芸等の無形民俗文化財調査研究を目的として1995年に発足。
師匠の門付先を受け継ぎ2002年から徳島県内で正月の門付を行う。毎年、徳島県内を中心に1,000軒余りの民家に福を届ける。また、愛媛県・香川県・兵庫県でも門付する。現在、日本各地の他海外での公演も行い、ミラノ万博にも出演し徳島県の魅力を紹介した。2019年7月には、東京国立小劇場で「祝福芸」に出演。

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人形芝居えびす座

 阪神淡路大震災から西宮中央商店街振興組合が地域の復興を願い、2006年に理事(武地)が立ち上げる。西宮神社周辺に居たエビスカキと呼ばれた傀儡子は、えびす人形を回し全国にえびす信仰を広め、その技が淡路や大阪で人形浄瑠璃や文楽に発展。エビスカキを地域の誇りにと150年ぶりに再興し、潤いのある招福のまちづくりを進めている。毎月10日11時から西宮神社境内にて上演。人間サイズのまちづくり賞知事賞、兵庫県ふるさと文化賞など受賞。

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乙女文楽座

 大正時代に考案され一度は消滅した、女性が一人で人形を操る人形浄瑠璃「乙女文楽」を継承するため、平成4年、故土井順一氏(相愛女子短期大学教授、後に龍谷大学文学部教授)により、相愛学園に「相愛文楽教室」が開設されました。講師には人形遣いとして活躍していた故吉田光子師匠を迎え、平成6年、主宰・土井順一、座長・吉田光子として相愛文楽教室の受講生と共に乙女文楽座を結成しました。
 同年、旗揚げ公演を国立文楽劇場にて行い、その後は光子師匠の「腕金式」を守り伝えていくため、自主公演や地域のイベント、ボランティア活動など、現在9名の座員で活動を続けています。

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